NexM ポートフォリオ・コンセプトプロダクト
NexCRM
営業チームの意思決定を支える AI CRM
パイプライン管理・売上予測・AIによる意思決定支援を一つに統合した、これからの営業チームの働き方をNexMが形にしました。
役割
プロダクト戦略・UI/UXデザイン・フロントエンド開発
カテゴリ
エンタープライズCRMプラットフォーム
ステータス
コンセプトプロジェクト
NexCRMは、NexMが戦略設計からUX、フル機能のインタラクティブなフロントエンドまで一貫して手がけたコンセプトのエンタープライズSaaSです。単なる記録用のCRMではなく、営業担当とマネージャーがより良い意思決定を下せるよう積極的に支援するシステムを目指しました。

課題
営業に必要な情報へ、すぐに辿り着けない
多くのB2B営業チームは、CRM・スプレッドシート・メール・会議メモに情報が分散した環境で働いており、それが商談機会の損失につながっています。
あらゆる場面で発生する手入力作業
架電記録やステージ更新など、どこかに既に存在する情報を営業担当が何時間もかけて再入力しています。
誰も信頼していない予測数値
パイプラインの数字は感覚と期末の勘に頼って作られており、経営陣は当たらない予測をもとに計画を立てることになります。
散らばったコンテキスト
商談の経緯はメール・カレンダーの招待・通話メモ・担当者の記憶に分散しており、一箇所にまとまっていません。
フォローアップの取りこぼし
対応すべき案件を可視化する仕組みがなければ、有望なリードは温度を失い、更新案件は見落とされます。
打ち合わせ準備がカレンダーを圧迫
商談のたびに過去の経緯を洗い出すのに20分を費やし、本来の商談準備の時間が削られます。
属人化するステークホルダー管理
エンタープライズ商談には5人、時には20人ものステークホルダーが関わります。しかし多くのCRMには、その関係性を可視化する仕組みがありません。
私たちの解決策
AIが雑務を引き受ける、ひとつのワークスペース
NexCRMは、古いCRMにAIチャットボットを後付けするのではなく、パイプライン管理・顧客情報の一元管理・売上予測・生成AIをひとつのワークフローに統合しました。すべての画面は「営業担当が知るべきこと」と「画面に表示されていること」の距離を縮めるという、シンプルな考え方のもとに設計されています。商談リスク・次のアクション・打ち合わせの文脈・予測コメントは自動的に表示されるため、営業担当は商談に、マネージャーはコーチングに時間を使えます。タブを行き来して情報を探す必要はありません。
商談・コンタクト・企業ごとに一つのレコード
メール・打ち合わせ・タスク・メモは自動的に正しいレコードに紐づき、手動でのログ入力は不要です。
後付けではなく、ワークフローに組み込まれたAI
スコアリング・要約・推奨アクションは、別のチャット画面ではなく、営業担当が実際に作業している画面にそのまま表示されます。
データ入力ではなく、意思決定のための画面設計
朝のブリーフィングから四半期の予測まで、すべての画面は「次に何をすべきか」に答えるよう設計されています。
プロダクトウォークスルー
プロダクト構成
営業活動を支える主要モジュールです。すべてが一つのワークスペース上で連携し、必要な情報へ迷わずアクセスできます。

ダッシュボード
パイプラインの健全性・リスクのある商談・今日対応すべきことを、5つの別々のレポートではなく一画面で確認できます。
AIデイリーブリーフが、今四半期を動かす可能性が最も高い3つの事項から一日を始めます。
営業担当は声の大きい案件ではなく、本当に重要な案件から一日を始められます。

リード管理
受電の前に、リードは受付段階で適格性評価・スコアリング・振り分けまで完了しています。
AIがフィット度と関心度をスコアリングし、重複を検知し、テリトリーとキャパシティに基づいて最適な担当者を提案します。
営業担当は追う価値のあるリードに時間を使え、有望なリードが受付段階で取りこぼされなくなります。

パイプライン
すべての進行中の商談を、ステージ・金額・リスクが一目でわかるカンバン形式とリスト形式で表示します。
停滞や失注のリスクが高い商談は、活動状況とステージの進行速度から自動的にフラグ付けされます。
マネージャーは、予測に数字として表れる何週間も前にパイプラインの弱点を把握できます。

商談詳細
ステークホルダー・活動履歴・ドキュメント・タスクなど、商談に関するすべてが一つのレコードに集約されています。
AIサマリーが商談の全履歴を読み込み、リスク・勢い・次に取るべきアクションを数秒で提示します。
新任の担当者でも、商談の途中から数時間ではなく数分で状況を把握できます。

コンタクト
チームがこれまでに関わったすべての人物を、エンゲージメント履歴と関係の強さとともに管理します。
エンゲージメントスコアが、実際に反応している相手と疎遠になりつつある相手を明確にします。
関係が冷え込んだとCRMが教えてくれる前に、営業担当は誰に連絡すべきかを把握できます。

企業
組織単位での商談状況・主要コンタクト・アカウントの健全性を一箇所で確認できます。
AIによるアカウントサマリーと、業種・規模・売上高などのエンリッチメントデータが自動的に生成されます。
アカウントチームは、過去のメールから背景情報を推測する必要がなくなります。

売上予測
担当者・チーム・四半期ごとに、コミット・ベストケース・パイプラインの各視点で予測をロールアップします。
AI予測コメントが、数字が動いた「理由」まで説明します。
経営陣は、根拠を説明できる予測を持ってQBRに臨めます。

打ち合わせ
今後と過去のすべての打ち合わせを、アジェンダ・参加者・結果とともに自動的に記録します。
AIが通話前に話すべきポイントを準備し、通話後にはアクションアイテムを要約します。
営業担当は、朝から過去のやり取りを掘り返すことなく万全の準備で臨めます。

メール
別のメールクライアントではなく、商談やコンタクトに直接紐づいた受信箱です。
AIが適切なトーンで返信を下書きし、ワンクリックで再生成・編集・送信予約ができます。
フォローアップが早くなり、重要な連絡が受信箱に埋もれることもなくなります。

通知
その日、営業担当が本当に対応すべきことだけを優先順位付けして一つのフィードに表示します。
通知は時系列ではなく、緊急度とビジネスへの影響度でランク付けされます。
停滞した商談やキーパーソンの沈黙といった重要なシグナルが、雑音に埋もれません。

エンタープライズ設定
ロール・権限・セキュリティポリシー・監査履歴など、情報システム部門とRevOpsが導入を承認する前に必ず確認する管理機能です。権限はロールごとに細かく設定でき、変更はすべて記録され、問い合わせなしで内容を確認できます。
セキュリティ・コンプライアンス部門は、営業部門の説明を鵜呑みにせず、自ら内容を確認したうえでプラットフォームを承認できます。

連携機能
メール・カレンダー・コラボレーションツールなど、営業チームが既に使っているツールと接続します。「すべて連携」のような一括トグルではなく、実際の同意フローを通じてどのデータが同期されるかを明示し、いつでも見直しや解除ができます。
既存のツールスタックを刷新することなく、使い慣れた環境にそのままNexCRMを組み込めます。
ワークフロー全体に息づくAI
チャット画面ではなく、業務そのものに宿るAI
NexCRMはチャットボットを後付けしません。すべてのAI機能は、営業担当やマネージャーが実際に見ている場所にそのまま組み込まれています。

AIデイリーブリーフ
- 課題
- 数十件の進行中案件のうち、今日どれに最初に取り組むべきか、営業担当には判断がつきません。
- 解決策
- 夜間の変化と今日最も優先すべき事項を、生成された朝のサマリーとして提示します。
- ビジネスへの効果
- 案件の仕分けに時間を取られず、数字を動かす商談に集中できます。

AIリード検知
- 課題
- 有望なリードは複数のチャネルから流入し、手作業で、あるいは選別されないまま埋もれてしまいます。
- 解決策
- 流入したシグナルを自動的に検知し、適格なリードとして表示します。
- ビジネスへの効果
- 成約可能性の高いリードへの初動対応が速くなります。

AIリードスコアリング
- 課題
- 有望なリードかどうかは、20分の架電を終えるまで営業担当には判断できません。
- 解決策
- すべてのリードに、平易な説明・購買シグナル・リスク要因つきのフィット度・関心度スコアが付与されます。
- ビジネスへの効果
- 営業担当は勘に頼らず、確信を持って優先順位をつけられます。

AIディールインテリジェンス
- 課題
- 商談のリスクは、手遅れになるまで見えないことがほとんどです。
- 解決策
- 商談履歴を継続的に分析し、勢い・エンゲージメント・停滞リスクを可視化します。
- ビジネスへの効果
- マネージャーは、まだ介入できるタイミングでリスクのある商談に気づけます。

AIネクストベストアクション
- 課題
- 「次に何をすべきか」は、データではなく勘で判断されがちです。
- 解決策
- 商談・リードそれぞれの現在の状態に基づき、具体的で優先順位づけされた次の一手を提示します。
- ビジネスへの効果
- 営業担当は迷う時間を減らし、実行する時間を増やせます。

AI打ち合わせ準備
- 課題
- 商談前の準備は、過去のメールやメモを掘り返すことを意味していました。
- 解決策
- 打ち合わせのたびに、主要な論点と背景情報が自動的にまとめられます。
- ビジネスへの効果
- 20分の慌ただしい準備なしに、万全の状態で商談に臨めます。

AI打ち合わせ要約
- 課題
- 打ち合わせの結果とアクションアイテムは、通話が終わった瞬間に忘れられがちです。
- 解決策
- 打ち合わせ内容を自動的に要約し、アクションアイテムを抽出・担当者に割り当てます。
- ビジネスへの効果
- 通話で話した内容が、次の打ち合わせまでに忘れられることがなくなります。

AIメール下書き
- 課題
- すべての商談に対して、丁寧でブランドに沿ったフォローアップを書くには相応の時間がかかります。
- 解決策
- 文脈を踏まえた返信の下書きが生成され、編集・再生成・送信がすぐに行えます。
- ビジネスへの効果
- 定型文のようにならず、フォローアップのスピードが上がります。

AI予測コメント
- 課題
- 説明のない予測数値は、経営陣にとって意味を持ちません。
- 解決策
- 予測が動いた理由とリスクの所在を、AIが平易な言葉でコメントします。
- ビジネスへの効果
- 経営陣は、表計算ソフトの数字ではなく予測のストーリーを得られます。

AI企業インテリジェンス
- 課題
- 新規アカウントを理解するには、複数のソースから企業情報をかき集める必要があります。
- 解決策
- 業種・規模・売上高などの企業プロファイルと、AIによるアカウントサマリーが自動的に生成されます。
- ビジネスへの効果
- アカウントチームは、最初の会話からすでに情報を把握した状態で臨めます。

AIリレーションシップインテリジェンス
- 課題
- エンタープライズ商談には多くのステークホルダーが関わり、誰が意思決定に影響力を持つかは推測に頼りがちです。
- 解決策
- コンタクトごとのエンゲージメントと関係の強さを追跡し、可視化します。
- ビジネスへの効果
- 誰を商談の場に招くべきか、そして誰が静かに離れつつあるかが分かります。
エンタープライズ機能
デモだけでなく、導入審査にも耐えられる設計
エンタープライズの導入担当者は、機能そのものより先に権限管理・監査証跡・セキュリティについて質問します。NexCRMは、その会話を前提に設計されています。
ロールベースの権限管理
管理者・営業担当VP・AE・SDR・RevOpsマネージャーなど、ロールごとに細かく設定できる権限マトリクスです。
監査ログ
プラットフォーム全体の操作履歴を検索・CSVエクスポートでき、コンプライアンス確認に活用できます。
セキュリティ
SSO/SAML、多要素認証、セッションポリシー、IPアローリスト、信頼済みデバイス管理に対応します。
APIキー
本番・テスト環境ごとにスコープを分けたAPIキーを発行し、利用状況の確認と失効が行えます。
連携機能
メール・カレンダー・コラボレーションツールとの接続を、実際の同意フローとともに提供します。
請求管理
プラン・シート数・利用状況の管理と請求書履歴など、経理部門が求める管理機能です。
多言語対応
ラベルの翻訳にとどまらない、英語・日本語それぞれで完結した体験を提供します。
レスポンシブデザイン
13インチのノートPCから大型デスクトップモニターまで崩れないレイアウトです。
実運用を想定したエンタープライズフロー
オンボーディング・権限設定・管理業務など、本番同様の挙動をするリアルなデモフローです。
これらはエンタープライズ品質のパターンをフロントエンドで再現したデモンストレーションであり、実際のバックエンドシステムとは接続されていません。
技術的なハイライト
NexMが構築したもの
NexCRMはモックアップではなく、実際のプロダクトチームと同じ工程で構築されたフロントエンドです。
技術スタック
モダンでプロダクション品質のスタック
実際のプロダクトチームが選ぶのと同じ技術構成です。
Next.js
ルーティング・レンダリング・アプリ全体の土台を担うReactフレームワーク。
React
すべての画面とワークフローを支えるコンポーネント指向のUI。
TypeScript
アプリケーション全体を通じた型安全性。
Tailwind CSS
一貫性のある高速なスタイリングを実現するユーティリティファーストのデザインシステム。
Framer Motion
インターフェース全体にわたる、控えめで意図的なモーション。
Local Mock Data
すべてのデモワークフローを支える、ロケールに対応したリアルなモックデータ。
Component Architecture
全モジュールで共有される再利用可能なコンポーネント構成。
Localization (i18n)
英語・日本語に対応した構造化された翻訳システム。

コンセプトプロダクトを、本物のプロダクトと同じ水準でつくる
コンセプトプロジェクト
コンセプトプロダクトを、本物のプロダクトと同じ水準でつくる
NexCRMは、NexMが制作したコンセプトプロダクトです。実際のバックエンドや本番データベース、実在する顧客は存在しません。しかし、すべてのワークフロー・インタラクション・AI生成コンテンツは、実際のエンタープライズプロダクトチームと同じ工程で設計・構築されています。このコンセプトプロダクトは、プロダクト戦略からUX、インタラクティブなフロントエンド実装まで、NexMが現代のエンタープライズソフトウェアにどう向き合っているかを示すものです。